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【歯並びの良い歯】 歯はひとつの肉(歯ぐき)から出た兄弟分でありますから、兄弟姉妹の仲のよいものは、歯並びが正しいのであります。 歯並びがよく、左右に順序良く白い歯が並んでいる人は、健康で、家庭・家族に恵まれ幼少時代を過ごしていたことのあらわれです。 成人後も健全で前向きな思考を持ち、規律正しい生活をしている家族に囲まれて、周囲から信頼され、幸福な愛情生活を送っていく人の相となります。 【前歯の2本に隙がある】 門歯の片方に欠けている部分があるとか、門歯が曲がっていて二本の歯の間に隙間ができたり、あるいは歯並びの悪い人は、親・兄弟・子供などの肉親縁が薄く、年若くして親元を離れ、あるいは故郷を離れて生きていく人に多く見かける相です。 多難な家庭環境で育ったと推測され、複雑な愛情関係を持っています。 上あごは固定して動かないため、上の歯は天命をあらわし、下の歯は動いて大いに努力して噛むものですから、自力奮闘で得られる運命をあらわしています。 【幼くして門歯が欠ける】 両親の運命は、「親知らず」または上歯の二枚の門歯にあらわれるので、永久歯の門歯が幼くして欠けるのは、幼くして両親または一方の親に別れるか、他家に養子に行く運命をあらわしています。 【門歯が尖っている】 門歯が犬歯のごとく尖っている人は、両親が肉類を大いに好んで食べたために、肉食動物と同じ形の歯となったのであり、性格も挑戦的で鋭さがあって、穏やかさに欠けるところがあります。 【歯は年齢をあらわす】 歯はまた、その人の年齢相応に対応しており、年を取っていけば歯は欠けてだんだん少なくなってくるように、死体やミイラの年齢なども歯の摩損、または欠損の程度で、その年齢がわかることになっています。 歯は子どもを表すこともあるため、年を取って子どもが立派に独立するようになれば、歯は抜けていきますが、子どもが独立していない場合には、年をとってもあまり歯がきれいに揃っており、まだまだ現役で働かなければならないことを表しています。
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