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先ほど顔を上停(知)・中停(意)・下停(情)で3分割した観方を説明しましたが、正面から見た顔も、同じように3つの種類に大別することが可能であり、それによって基本性格も分かります。 上停(知)が発達した人、つまり頭脳が発達している人は、やや縦長の逆三角形の三角顔が特徴です。論理的・抽象的な思考が得意で、物事を頭で理解し、納得しようとする傾向があります。感情に左右されにくいクールな県があります。 中停(意)の発達した人、つまり感情が豊かな人は、頬の部分が肉厚で丸みを帯びた丸顔になります。情緒的で、思いやりや共感力など感情的に温かい面があります。人に関心を持ち、自分も人から関心をもたれたいという気持ちが強いです。 下停(情)の発達した人、つまり本能が発達した人は、アゴの部分がしっかりした四角形になります。体力的にタフでガッツがあり、身体的な能力が高いタイプといえます。また、地に足のついた感じのどっしりした安定感があります。 ★ 上停(知)が発達した頭脳タイプ 頭脳タイプの人は、額の部分と比べて、頬からアゴにかけての部分が細く見えます。「頬が秀でている」というのは、昔から頭がいいこと、聡明であることの形容詞でもありました。それは頭脳が発達しているという意味なのです。 頭脳ゾーンが発達した人で、とくに頬の部分に厚みがなく平坦な人は、人にあまり関心がなく、自分の気持ちについて語ることもあまりありません。機械や抽象的な思考に強く、何ごとも理屈で割り切ろうとする傾向があります。 その一方、偏見や先入観を持つことが少なく、好き嫌いの感情に流されず、冷静でピュアなやさしさを持っている人もたくさんいます。 ★ 中停(意)が発達した感情タイプ 頬には表情筋があり、情緒的で感情豊かな人はその部分が発達しています。ですから、感情タイプの人は、頬が少し張り出た感じになり、丸顔っぽく見えるわけです。 丸顔でシャイな人は話しているうちに気分が乗ってくると、頬が紅潮してくることがあります。性格的にはおとなしくても、内面は感情が激しく、大きく揺れ手いることがあります。 頬が張り出てツヤがあり、目力のある人は、野心家で成功志向が強く、目標達成のために頑張ります。なかにはときどき、ウソをつく人もいます。 ★ 下停(情)が発達した本能タイプ 本能タイプの人は、口元からアゴにかけての部分がしっかりした四角顔になります。このタイプの人は意思が強く、決断力、実行力があります。 アゴの部分が発達した人は生命力のバロメーターにもなり、体力的にもタフで、体力に支えられた精神力も強く、ガッツもある人が多いです。
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